30住宅ローンを借りるの最近のブログ記事

住宅ローンの審査

住宅ローンの審査とは

住宅ローンを利用する際には各金融機関ごとに、実際に返済する力があるかどうかを判定されます。一般的には民間ローンの審査は条件が厳しく、公的ローンは比較的通りやすい、と言われています。また、GE Moneyのように、勤続年数の少ない方や、自営業の方、派遣・契約社員の方など、これまでの民間ローンの審査では条件的に厳しくても、独自の審査を行い融資が行われるものもあります。

住宅ローンを利用する際には各金融機関ごとに、実際に返済する力があるかどうかを判定されます。一般的には民間ローンの審査は条件が厳しく、公的ローンは比較的通りやすい、と言われています。また、モーゲージバンクの中には、勤続年数の少ない方や、自営業の方、派遣・契約社員の方など、これまでの民間ローンの審査では条件的に厳しくても、独自の審査を行い融資が行われるものもあります。

いずれの金融機関にとっても住宅ローンは融資額が大きいので、審査は慎重に行われます。住宅ローンを利用する側としては、借入可能額によって、物件選択の幅は変わってきますので、せっかく申し込みをしたのに審査が通らない、ということがないように、基本をおさえておきましょう。

住宅ローン審査のポイント

1.収入と返済のバランス
金融機関が定める年収の最低ラインに達しているかどうか、また収入が安定しているかをチェックされます。
2.職業(勤務先)
職業や勤務先の業績などがチェックされます。職業、勤務先によっては融資を受けるのが難しくなる場合があります。また、自営である場合は民間企業に比べて条件は更に厳しくなります。
3.勤続年数
勤続年数がチェックされます。年数が短いと、高リスクと判断される場合もあります。
フラット35は前年度の年収で判断されるため、勤続年数は問われません。
4.現在および過去のローン利用状況
住宅ローン以外 (車のローン・カードローンなど) のローン利用状況をチェックします。現在のローン利用残高が多かったり、過去に支払いが遅れた場合などは、融資を受けるのが難しい場合があります。
5.購入物件の担保評価
金融機関や保証会社は、購入物件に対して第一順位の抵当権を設定します。
万が一の場合に、物件をもって弁済に充ててもらうためです。そのため物件の担保評価も審査上重要な要素となります

【参考・フラット35の審査のポイント】

フラット35では一定の「住宅の品質」が必要になります。融資実行の条件として、住宅購入の手続き時に、検査機関に申請し、全ての検査に合格した上で「適合証明書」の交付を受けなくてはなりません。言い換えると、フラット35の利用対象になっている住宅は、一定以上の品質が保証されているということになります。

また、前年度の年収で審査が行なわれるため、勤続年数が短い方や、会社経営者の方にはお勧めです。

今すぐお問い合わせ

担保評価について

借入可能額が左右される「担保評価」

物件の価値に対する、住宅ローン借入希望額の割合を担保掛目といいます。住宅ローンの審査上、購入物件価格の何%まで借りられるかの指標となります。銀行は保証会社が算定した担保評価以上は融資しませんので、担保によって、必要な頭金がわかります。

借入希望者が返済不能になった場合を考え、物件をいくらで回収できるのかを事前に評価して基準を算出します。 購入時には購入価格がそのまま評価価格となりますが、将来は上昇することもあれば、下落することもあります。

担保掛目は購入時においては「住宅ローン借入希望額」を「購入物件価格」で割ることで算出します。下記の場合、担保掛目は購入価額の70%ですので、頭金は差し引き分の30%必要ということになります。

【参考】担保掛目の算出例
住宅ローン借入れ希望額 3500万円
購入価額 5000万円
計算式 3500万円÷5000万円=0.7 つまり、担保掛目70%

※借り換えローンや買い替えローン際には、200%〜300%まで担保掛目を認めている場合もありますが、一般的には、そのときの物件価値によって担保掛目が決まるので注意が必要です。

今すぐお問い合わせ

返済比率

住宅ローン審査の「返済比率」とは?

住宅ローンの借入れに必要な審査におけるポイントは「返済比率」と「担保掛目」ですが、その「返済比率」とは年収に対するローンの年間返済額の割合をいいます。教育ローンやマイカーローンなど、住宅ローン以外の返済がある場合には、そのローンも返済比率に反映されます。銀行など一般的な金融機関では、住宅ローンの審査の基準として、返済比率が35%〜40%以下といわれています。

返済比率は「住宅ローンの年間返済額」に「住宅ローン以外の年間ローン返済額」を加えた金額を「税込み年収」で割って算出します。

【参考】返済比率の算出例
住宅ローンの年間返済額 130万円
住宅ローン以外の年間ローン返済額 36万円
年収 600万円
計算式 (130万円+36万円)÷600万円=返済比率約27.7%

※住宅ローンの返済比率は、店頭金利ではなく、返済比率を算出するために銀行独自で定めた基準金利を用います。(フラット35に関しては、店頭金利で算出します。)

【参考・フラット35の返済比率基準について】

平成19年10月1日から、フラット35における収入に関する審査の内容が簡素化され、月収が毎月返済額の4倍以上あることの確認が必要だったのが不要となり、返済比率基準が4区分だったのが2区分となりました。

【参考】これまでの返済比率基準
年収 基準
700万円以上 40%
400万円以上700万円未満 35%
300万円以上400万円未満 30%
300万円未満 25%
【参考】改定後の返済比率基準
年収 基準
400万円以上 35%以下
400万円未満 30%以下
今すぐお問い合わせ

元利均等返済と元金均等返済

元利均等返済と元金均等返済とは?

住宅ローンの借入を行うと、元金に利息を足して返済していきます。その代表的な方法として「元金均等返済」と「元利均等返済」の2つがあります。フラット35や財形融資ではどちらの返済方法も利用できますが、民間の一般的な住宅ローンでは、ほとんどが「元利均等返済」です。

毎月の返済額や総返済額の変化に違いがあり、借入を行う状況によっては、メリットにもなりデメリットにもなる特徴がそれぞれにあります。それぞれの特徴を理解し、将来にわたっての収入・支出の見込みやライフスタイルの変化を充分に考えて、返済方法と返済期間を選ぶようにすると良いでしょう。

元利均等返済について

元利均等返済とは、毎回の返済額が一定となる返済方式です。 その為、最初から最後までの返済計画が立てやすいというメリットがあります。

その反面、長期に及ぶローンでは初期に借入元金がなかなか減らないというデメリットもあります。

元利均等返済のメリット&デメリット

メリット
  • 元金+利息の毎回返済額が一定になるので返済計画が立てやすくなります。
  • 元金均等返済に比べると、返済開始当初の負担を少なくすることができます。
デメリット
  • 元金均等返済と比べると、借入元金の減り方は遅く。同じ返済期間の場合には総返済額は多くなります。
▽【例】元利均等返済
※借入金2,000万円、固定金利3.2%、返済期間30年、単位:円
返済年数及び合計 毎月返済額 元金部分 毎月返済額に占める元金割合 利息部分 毎月返済額に占める利息割合 借入金残高
1年目 86,493 34,146 39.5% 52,347 60.5% 19,596,190
5年目 86,493 38,802 44.9% 47,691 55.1% 17,845,488
10年目 86,493 45,525 52.6% 40,968 47.4% 15,317,684
15年目 86,493 53,413 61.8% 33,080 38.2% 12,351,911
20年目 86,493 62,667 72.5% 23,826 27.5% 8,872,281
25年目 86,493 73,525 85.0% 12,968 15.0% 4,789,769
合計 31,137,403 20,000,000 11,137,403

元金均等返済について

元金均等返済とは毎回の支払元金を一定にし、その時点での借入金にかかる利息を上乗せして返済する方法です。

この方法では返済初期の返済額は大きくなってしまいますが、借入残金が返済の度に均等に減っていくにつれ利息も減り、毎回の返済額は徐々に減っていきます。

元利均等返済と比べると、利息の支払総額が少なくなりますが、返済が長期に渡る住宅ローンでは、返済初期において支払負担が大きくなってしまうのが難点です。

元金均等返済のメリット&デメリット

メリット
  • 元金の減少が早いため、同じ返済期間で比較すると、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。
  • 回数を経るごとに返済額が減っていきます。
デメリット
  • 元利均等返済に比べると、返済開始当初の負担を大きく、その期間も長くなります。
▽【例】元金均等返済
※借入金2,000万円、固定金利3.2%、返済期間30年、単位:円
返済年数及び合計 毎月返済額 元金部分 毎月返済額に占める元金割合 利息部分 毎月返済額に占める利息割合 借入金残高
1年目 86,493 34,146 39.5% 52,347 60.5% 19,596,190
5年目 86,493 38,802 44.9% 47,691 55.1% 17,845,488
10年目 86,493 45,525 52.6% 40,968 47.4% 15,317,684
15年目 86,493 53,413 61.8% 33,080 38.2% 12,351,911
20年目 86,493 62,667 72.5% 23,826 27.5% 8,872,281
25年目 86,493 73,525 85.0% 12,968 15.0% 4,789,769
合計 31,137,403 20,000,000 11,137,403

元利均等・元金均等どちらがよい?

返済額の元金と利息分を合算、調整されている元利均等返済は毎月の返済額が一定なので、返済計画が立てやすいのですが、総返済額においては元金均等返済が圧倒的に有利です。最初の返済に対する利息の割合が高い元利均等返済では元金がなかなか減らないのに比べて、元金均等返済は一定額が常に元金から減り、そのため元金にかかる利息も徐々に減るためで。条件によっては数百万円単位の差が出ることもあります。上記の例だと、元利均等返済と元金均等返済の差額は約200万円にもなります。

ただし、元金均等返済は返済初期の負担が大きくなってしまうので、回数を経るごとに返済額が減っていくとはいえ、元利均等返済よりも返済額が下回りだしてメリットを享受するには、かなり長い期間が必要です。上記条件では154ヶ回目、つまり12年と10ヶ月後となります。

この元金均等返済の特徴にマッチさせやすいケースとして、例えばお子さんの教育費がかさんでくるであろう時期に住宅ローンの返済額の負担を軽くしたい場合などが考えられます。

反対に、夫婦共働きの比較的収入が多い状態で元金均等を安易に選択すると、返済途中での出産・育児などに伴って、奥さんの収入が見込めなくなった場合、ローン返済開始から長期に渡って返済負担が大きい元金均等では、家計がかなり圧迫されてしまうかもしれません。

資金にある程度余裕がある場合には元金均等返済が良い選択になるでしょう。反対に資金にそれほど余裕はなく、将来的に劇的に収入が減ったり支出が増えることが予想される場合には、元利均等返済を選ぶようにして、収入が増えるなどで家計に余裕が出た時に、繰り上げ返済による利息負担を抑える方法を考えると良いでしょう。

今すぐお問い合わせ

固定金利と変動金利

金利は住宅ローンを選ぶうえで重要ポイント

つい、現時点での金利を見てローンを選びがちですが、ご自身の、またご家族のライフプランに合った、金利のタイプを選択することが大切です。

住宅ローンは、ほとんどの方が人生の大半をともにするものです。難しく、ややこしい印象がありますが、少し勉強するだけで、将来の人生設計に大きな違いがでます。後悔のないように、納得のいく住宅ローン選びを成功させましょう。

金利タイプごとのメリット&デメリット

金利には、主に3つのタイプがあることをご存知ですか? 金利がずっと変わず返済額が一定なタイプ、もあれば、返済途中に金利が変わって返済額が増減するタイプもあります。それぞれのタイプにメリットとデメリットがあるので、それを見ていきましょう。

■固定金利型…将来のプランを立てられる。

固定金利型とは、払い始めから払い終わりまでの全返済期間における金利が、ローン契約時に決定されるタイプのローンのことです。さらに元利均等返済であれば、毎月返済額は毎月の家賃のように一定になるので、支払い形式がわかりやすいタイプです。

住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の以外にも、最近では民間からも固定金利型の住宅ローンが提供されています。その他、民間と住宅金融公庫が提携して実現した最長35年長期固定金利型の「フラット35」があります。

金利の動向はある程度しか予測がつきません。固定金利より金利が低く設定されることの多い変動金利を選んだとしても、返済期間中に高金利化する可能性を考えておかなくてはなりません。低金利の時代といわれている現在においては、特に融資実行時に返済終了までの金利が確定する「長期固定金利型」のフラット35を選ぶと、市場金利の動きに左右されずに将来の見通しが立てやすく、必要以上の心配はせずに済むでしょう。

また、同じ固定金利型でも、2段階固定金利型というものがあります。当初10年間の金利は低く設定され、11年目以降は金利、返済額がアップする システムです。例えば、お子さんに対する教育費の負担が大きい間は住宅ローンの負担を少なくし、お子さんの自立が見えてくる頃に金利、返済額を増やしていくというものです。

固定金利型のメリット&デメリット

メリット
  • 借入時に全返済期間内の毎回返済額を確定ができるので返済計画が立てやすい。
  • 低金利時に借りると、全返済期間において低金利の返済ができる。
デメリット
  • 高金利時に借りると、全返済期間において高金利で返済しなければならない。

■変動金利型…先を見越して。

変動金利型とは、金利の改定が4月と10月の年2回、短期プライムレートなどの短期金利を基準として行われるタイプです。返済期間中の返済額の改定は一般的に5年に1度行われます。金利の変動があったとしても、その5年間は返済額の利息と元金の割合だけが変動し、返済額は変わりません。また、金利が上がっても、上限を返済額の1.25倍としているケースが多いようです。

民間ローンで多く扱われており、上限金利付きや、預金が増えるとローン金利が下がる預金連動型などがあります。現在は、固定金利と比較すると金利が低めといえます。

変動金利型のメリット&デメリット

メリット
  • たとえ高金利時に借りたとしても、将来に金利低下があった場合は返済額が下がる。
デメリット
  • 将来の返済額を借入時に確定できないのが不安要素。
  • ローン契約時は固定金利型よりも金利が低く設定されている場合がほとんどですが、金利が上昇し、返済額が増えてしまう可能性がある。

■固定金利期間選択型…中短期で考えやすい。

固定金利期間選択型とは、返済期間内の一定期間を固定金利で借入れ、期間終了後に変動金利か固定金利かを選ぶローンのことです。選択した期間により適用固定金利の期間が決定されます。
※適用固定金利の期間が終了した後は、住宅ローン商品によって内容はさまざまですので (固定金利の継続手続きをしないと自動的に変動金利型に移行するものなど)、注意が必要です。

固定金利期間選択型のメリット&デメリット

メリット
  • 一定期間の返済額を確定することができる。
  • 高金利時に借りると、将来の金利の低下に合わせて返済額が下がる。
デメリット
  • 借入時に固定金利期間終了後の返済額が確定されずに不安が残る。。
  • 低金利時に借りると、将来の金利の上昇とともに返済額が増えてしまう。

金利の決定時期

金利の決定時期は「申込時」と「実行時」の2種類があります。住宅ローンを選ぶ際に、最も重要視されているのは「金利」ですが、金利のタイプだけでなく、金利の設定時期の確認は、資金計画を立てるうえでの重要なポイントになります。

財形住宅融資は申込時金利が適用されますが、ほとんどの民間ローンとフラット35は実行時金利が適用されます。「実行時」の場合、申込時点より金利が下がる可能性もありますが、反対に申込時より金利が上昇してしまう可能性もありますので、金利の動向に注意する必要があります。

未払利息…返済してるのに元金が減らない。

変動金利型では、6カ月ごとに金利の改定 (見直し) が行われますが、返済期間中に金利が上昇すると元金がほとんど減らない可能性があります。また金利の上昇が大幅になると「毎月の利息支払額」が「毎月の返済額」を超えてしまう可能性もあり、その超えてしまった利息支払いは繰り越しされます。これを「未払利息」といいます。

金利上昇が続いた場合、5年ごとに行われる毎月の返済額の改定では、改定前の返済額の1.25倍を上限としているケースが多いようですので、元金は全く減らずに未払利息が増えていく可能性があります。(返済額の1.25倍を超えた未払利息も支払い対象なので要注意です。)

【参考】未払利息が発生するケース
借入額 2,000万円
返済期間 35年
返済方法 元利均等、毎月払い
融資金利 当初3年間固定金利2.25% (4年目からは変動金利)

※1年間で0.5%(6カ月で0.25%)ずつ金利が上昇すると仮定します。
※変動金利時は5年ごとに返済額が改定、改定後の返済額は、改定前の返済額の1.25倍が限度とします。

返済回数 金利 返済額
(内、元金分)
元金残高 未払い利息
累計
1回目 2.25% 84,290円 (31,347円) 19,968,653円 0円
2回目 2.25% 84,290円 (31,406円) 19,937,247円 0円
3回目 2.25% 84,290円 (31,465円) 19,905,782円 0円
途中省略
82回目 5.50% 84,290円 (913円) 18,190,511円 0円
83回目 5.50% 84,290円 (917円) 18,189,594円 0円
84回目 5.50% 84,290円 (922円) 18,188,672円 0円
85回目 5.75% 84,290円 (0円) 18,188,672円 2,864円
86回目 5.75% 84,290円 (0円) 18,188,672円 5,728円
87回目 5.75% 84,290円 (0円) 18,188,672円 11,456円
88回目 5.75% 84,290円 (0円) 18,188,672円 14,320円
89回目 5.75% 84,290円 (0円) 18,188,672円 17,184円
90回目 5.75% 84,290円 (0円) 18,188,672円 23,837円
以下省略

極端な例で、あくまでも可能性としてですが、金利が上がり続けると、上記の場合で85回以降 (8年目以降) は元金が減らないことが分かります。

固定金利と変動金利、どちらが有利?

住宅ローンの返済には大体は長い年月がかかるものなので、返済計画は将来の見通しを立てやすい長期固定型を利用することが基本になります。ですが、住宅ローンの返済期間が短ければ、金利の上昇リスクを抑えられるので、10〜15年程度の短期間で返済できる見込みがあれば、長期固定で組むよりは変動、または短期固定が良い選択になるかもしれません。

また、各住宅ローン取り扱い機関は、その時々の金融情勢を鑑みて商品を提供するために、このまま低金利傾向が続けば、それにマッチした新しいタイプのお得な低金利ローン商品が登場してくるかもしれませんので、そうなると長期固定型を選ぶと不利になってきます。

では変動金利型がよいか、といえば、ゼロ金利政策の解除後に予想された金利の上昇は今のところそれほどないように、将来の金利動向は誰にもわかりません。このまま景気がさほどは良くならずに急激なインフレも発生せずに金利も上がらない、かもしれません。ですが、その反対に未払利息が発生してしまうほどの金利上昇が起こってしまう可能性も、全く0とは言い切れません。日本では超低金利傾向が続いていますが、海外を目をうつすとアメリカの政策金利は現在約5%、欧州も2.5%となっています。日本でも景気が良くなればアメリカや欧州のように金利が高くなる可能性は充分にあるのです。

そこで、先々に起こる状況に柔軟に対応するために、当初は短期固定金利型や変動金利型で借りて、金利の動向を見ながら他のタイプへ借り換えを行う方法や、リスクを分散させるために、1社だけでなく2社の組み合わせ、短期固定金利型 (または変動金利型) と長期固定金利型の組み合わせ、といった併用しての住宅ローンの組み方が考えられます。

繰り上げ返済を積極的に行う見込みが場合には、変動金利型もしくは短期固定型が良い選択になります。その理由は、金利上昇によるリスクが伴うものの、毎月の返済額はそれほど大きくならず、残高が減るスピードは長期固定型より大きくなるためです。

→金利による返済額のシュミレーションはこちら

今すぐお問い合わせ

頭金はどれくらい?

頭金とは

頭金とは、物件を購入する際に必要な自己資金のことで、契約成立の際に、契約実行の証拠として買い手が売り手に支払うお金のことです。代金にいずれは含まれますが、代金そのものではありません。頭金の残額はローンとして支払われ、契約の保障と、ローンの負担を減らす役割があります。

頭金の目安

住宅ローンを組む場合、フラット35では購入価額の90%、多くの民間金融機関では保証会社等が算定する担保評価を融資金額の上限としているので、融資金額を超える分の頭金と、仲介手数料、ローン手続き、登記、引越し費用などの各諸費用分の現金が最低限必要になります。

例えば3,000万円の物件を購入する場合、頭金以外に諸費用が、仲介手数料無料システムを利用しない場合、およそ180万程度必要になるので、フラット35を利用した場合でも480万円の自己資金が必要となるわけです。さらに購入後の生活において貯蓄が0ではとても危険なので、予備資金として1ヶ月あたりの生活費を20万円として3ヶ月分確保することを考えると、さきほどの必要分にさらに60万円プラスで540万円の準備が必要となります。

返済を楽にするためにも、目安として、できれば20%以上の自己資金を用意しておくことが望ましいでしょう。

【参考・物件価格の100%まで融資してくれるローン】

物件価格の80%〜90%までというのが住宅ローンの一般的ですが、フラット35や、モーゲージバンクが提供する住宅ローンの中には物件価格の100%まで融資してくれるものもあります。

頭金と総返済額の関係

住宅ローンを利用すれば、仮に物件価格が3,000万円であっても、利息の支払があるので総額3,000万円で買えることはありません。住宅ローンの額は頭金が多いほど少なくなります。それは住宅ローンの金利返済額が減りことに繋がり、将来のさまざまなリスクを抑えることができます。また同時に、将来の貯蓄額にも影響が出ますので、少しでも多く頭金を準備するよう心がけましょう。下記の例では頭金が300万円と1200万円で、支払総額の差が約465万円変わることがわかります。

【例】購入価格/3,000万円 返済期間/30年 金利3.0% ボーナス払いなし
頭金 借入額 毎月返済額 支払総額 Dとの差額
A:
1,200万円 (40%)
1,800万円 75,889円 約3,932万円 約465万円
B:
900万円 (30%)
2,100万円 88,537円 約4,087万円 約310万円
C:
600万円 (20%)
2,400万円 101,185円 約4,243万円 約154万円
D:
300万円 (10%)
2,700万円 113,833円 約4,397万円

※支払総額には頭金を含みます。

今すぐお問い合わせ

2つの金融機関から借りられる?

2社併用の借入について

住宅ローンの利用に際し、物件価格の80%以上の借入をする場合や、できるだけ低金利でおさえたい場合などに、1社だけでなく、2社から併用して借り入れる、という方法があります。住宅ローンは高額の借入となるので、そのように複数の住宅ローン商品を利用するケースは少なくありません。

また、複数の住宅ローン商品を利用すると、頭金が用意できない場合にも物件購入の可能性が見えてきます。例えば、長期固定金利のフラット35で借入するにしても、借入の限度額は物件価格の90%と決まっているので、残りの10%をフラット35以外の住宅ローン商品で借入しカバーするようにします。

固定金利型と変動金利型の併用でリスクを分散

現在はまだまだ金利が低いとはいえ、上昇傾向にあると考えられており、長期固定を選ぶ方が得策のように思えます。しかし、景気回復の実感は乏しく、金利上昇を招くインフレも起こる可能性は、いまのところ少ないようにも見てとれるので、最近充実してきた短期固定の住宅ローン商品を選ぶ方が、よい選択になるかもしれません。

変動金利型の住宅ローンを選ぶと、返済初期の金利は低いので負担が少なくてすみます。また、将来にさらに金利が下がった場合は、より効果が高くなります。しかし、それとは反対に金利が上がってしまった場合には、負担がかなり増えてしまう可能性もあります。

しかし、5年後、10年後の金利動向は誰にもわかりません。このまま低金利が続く可能性もありますが、予想以上に金利が上がってしまう可能性もあります。そこで、固定金利型の商品と、変動金利型の住宅ローンを併用するようにすると、低金利におけるメリットと高金利時におけるリスク軽減のバランスをとることができます。

つまり、固定、変動とタイプの違う住宅ローンを併用することで、金利が上がってしまった時に増える負担を、固定金利型での借入分で、やや軽減することができ、金利が下がっている時には変動金利型での借入分に対して、低金利の恩恵を受けることができるというわけです。

複数の住宅ローン商品を借り入れる際の注意点

ひとつの物件に対して複数の住宅ローン商品を借入する場合、フラット35と民間金融機関という組み合わせか、同じ民間金融機関で異なる住宅ローン商品を利用する形でのみ可能です。複数の民間金融機関からの借入はできませんので注意しましょう。

また、住宅ローンの組み合わせによる借入は、リスク分散などにメリットはありますが、大抵の場合、借入時に必要となる諸費用が、1つのみの住宅ローンを利用するよりは高くなることを、検討する際に加味しておく必要があります。

今すぐお問い合わせ

借入までの流れ

住宅ローン借入までの流れ

住宅ローンの申込みから融資実行までの流れを順を追って説明します。

購入を予定する物件を決める。

住宅ローンの審査では、ご本人の内容と共に、購入予定物件の担保評価も重要な要素となります。購入予定物件が決まらないと、申込みを受け付けてもらえなかったり、仮に受け付けられたとしても、それは正確な審査とはいえません。

住宅ローンの申込みをする前に、まずは、購入する物件を決めることが肝要です。

事前審査の申込み

物件が決まったら、事前審査の申込みをします。
事前審査では、購入予定物件の担保とご本人の内容を審査します。給与所得者、法人代表者、個人事業主それぞれ必要書類が異なります。
極力一回の手間で済ませられるように、予めチェックしておきましょう。
以下は、給与所得者(サラリーマン)が大手都銀で一般的に求められる資料です。

金融機関によっては、別に追加資料が求められる事がありますので、事前にご確認下さい。

【給与所得者(サラリーマン)】
事前審査申込書 各金融機関指定の申込書に記入します。
インターネットで申込みができる金融機関もあります。
源泉徴収票 前年度、前々年度分
※金融機関によっては3期分必要な場合もあります。
確定申告書 前年度、前々年度分(付表も全て:税務署受付印のあるもの)
※源泉徴収票か確定申告書のどちらかになります。
本人確認資料 運転免許証、保険証など
既存の借入がある方は
返済予定表
住宅ローン以外 (車のローン・カードローンなど) のローンの返済予定表
不動産所得がある方は
その謄本と賃貸借契約書
不動産所得の元となっている不動産の謄本と、入居者と締結した賃貸借契約書です。
職歴書 勤続3年未満の方は、職歴書の提出を求められることがあります。
売買契約書
重要事項説明書
本審査申込みの際の提出でも良い金融機関もあります。
購入物件資料 謄本、公図など
事前審査の承認

事前審査の申込みをしてから、早くて3日程度、遅くても1週間程で、銀行から結果の連絡があります。

承認された方は、本審査の申込みとなります。

本審査の申込み

金融機関によっては、別に追加資料が求められる事がありますので、事前にご確認下さい。

本審査申込書 各金融機関指定の申込書に記入します。
団体信用生命保険加入申込書 信用保証会社付の住宅ローンの場合、団体信用生命保険に加入します。
本審査の際に、申込書と告知書の提出を求められます。
住民票 取得日から3ヶ月以内の住民票2通(本籍省略したもの)
印鑑証明書 取得日から3ヶ月以内の印鑑証明書2通
課税証明書または
住民税決定通知書
確定申告をされている方は、納税証明書その1、その2
本審査の承認

本審査の承認が得られたら、後は銀行とのローン契約(金銭消費貸借契約)の締結となります。

金銭消費貸借契約

銀行との住宅ローン借入についての契約書の締結です。

一般的に引渡日(住宅ローン実行日)の3〜5日前までの銀行営業日に行ないます。

住宅ローンの実行

引渡日(住宅ローン実行日)に、金銭消費貸借契約に基づいた金額(実際は、銀行への手数料や保証料が差し引かれた金額)が振込まれます。

今すぐお問い合わせ

住宅ローンの諸経費

住宅ローンの諸費用

住宅ローンの契約の際に、物件そのものの購入費用以外に、一般的に物件価格の5〜10%程度の各種の諸費用が必要になります。諸費用は現金で支払う場合が多いので、頭金とは別に用意しておく必要があります。金融機関や契約内容によって異なりますので、住宅ローンを選ぶ際は金利だけでなく諸費用の負担を確認しておきましょう。

また、住宅ローンの契約後も、返済以外の費用がかかってきます。例えばマンションの場合なら、管理費や修繕積立金、駐車場代などです。それ以外にも固定資産税や都市計画税といった税金を、毎年支払わなければなりません。返済計画を立てる際は、これら諸費用の負担を住宅ローン返済額にプラスして考えるようにしましょう。

【参考】物件購入前後に必要となる諸費用
登録免許税

不動産取得の際に、その権利を確定するためには、登記所(法務局)にて、所有権の保存、移転登記、抵当権の設定を登記しなければなりません。各項目ごとに税率が設定されており、物件購入価格により費用は異なります。

▽所有権保存登記

建物を新築した際に必要で、固定資産税評価額の0.4%(軽減措置有) の費用がかかります。

▽所有権移転登記

土地・建物の所有権移転に伴う登記で、土地及び中古建物には固定資産税評価額の1.0% (中古建物には軽減措置有) の費用がかかります。

▽抵当権設定登記

住宅ローン借入の際に必要となる登記。借入金額の0.4%(軽減措置有)の費用がかかります。

その他の税金

以下は、不動産取得の際にかかってくる、登録免許税以外の税金です。

▽不動産取得税

土地・建物を取得した際に、原則として固定資産税評価額の3.5%(軽減措置有)がかかります。

▽印紙税

物件購入の際に交わされる売買契約書や、住宅ローン契約の際に交わされる金銭消費賃貸契約書に添付する印紙の代金です。物件の購入価格により異なります。

※1,000万円〜5,000万円以下の場合、売買契約時に15,000円・住宅ローン契約時に20,000円が必要です。

▽消費税

購入した物件価格のうち、建物の価格に対して必要になります。また仲介手数料には5%の消費税がかかります。

※土地については非課税となります。

手数料

不動産取得に伴う各種手数料(報酬)や、住宅ローンの利用契約の際に、借入先金融機関に支払う事務手数料です。

▽仲介手数料

不動産会社に物件購入を仲介してもらった場合に必要とされる手数料です。

宅地建物取引業法第46条第1項により400万円を超える物件には、物件価格の3%に6万円をプラスした金額が仲介手数料になります。

こちらでは仲介手数料無料の不動産を紹介しています。
■エコアパ→www.ecoapa.jp

▽司法書士報酬

登記手続の際に必要とされる、司法書士への報酬です。
登記内容や、司法書士によって費用額は異なります。

▽融資事務手数料

住宅ローンの借入先である金融機関に支払う、事務手続に必要とされる手数料です。金融機関ごとに費用額は異なります。

保険・保証

不動産取得の際に加入する、もしくは加入が求められる主だった保険です。

▽団体信用生命保険 (団信)

住宅ローン返済中に、債務者が死亡した場合や、重度の障害を患うことで返済が不能になった際に、それ以降の返済が免除される保険です。一般の保険に比べると団信の保険料は安く設定されています。

銀行での借入の場合は、団信への加入は必ず必要になりますが、保険料自体は金利に含めていることが多く、無料とされていることが多いようです。

公的融資やフラット35の場合は、加入は任意ですが、ほとんどの利用者は加入しています。保険料は借入額や返済期間、また金融機関により異なります。

▽火災保険・地震保険

火災保険や地震保険など、災害に備えてるための保険です。万一の災害を被ることで住宅ローンが払えなくなった場合への備えともなります。

火災保険への加入は義務付けられていますが、地震保険の加入に関しては任意としている金融機関が多いようです。保険の契約内容や建物の構造などによって、保険会社ごとに保険料が異なります。

▽住宅ローン保証料

万一、住宅ローンの返済中にの支払いが滞った場合、連帯保証人の代わりの保険として、専門の保証会社に保証料を求められる場合が増えています。保証会社によって保証料は異なりますが、借入額と返済期間をベースに計算されます。

その他

上記以外で必要になるかもしれない費用です。

▽引越し費用

投資のための物件購入であるなら別ですが、通常はある程度の引越し費用が必要になります。
引越しの規模、また業者ごとに料金は異なります。

今すぐお問い合わせ
不動産購入についてのお問い合わせは03-5772-8250